「拒絶は拒絶を生む」Ablehnung erzeugt Ablehnung
先日、ナチス映画を見に行ってきました。
ドイツ映画にはやはり外せないトッピクではありますが、んん~重たい‼
でも、たくさん考えさせられますよね。私はその「考える」ことが楽しくて、世界を動かしたりするようなことまでは考えられないけど、昨日よりも賢くなろうと思っています。
映画は私たちに自分の知らない知識を教えてくれます。
以降、映画の感想?というよりは私の一意見となります。
『ナチス第3の男』では「敵」という存在に重きを置いていた気がします。
前半では、ナチス第三の男と呼ばれた、ハイドリヒが主人公。彼の敵は「ユダヤ人」。
後半では、ハイドリヒを暗殺しようとする人々(主にヤンとヨゼフ)が主人公。彼らの敵は「ハイドリヒ」。
人間は「敵」ができると一致団結する傾向にあるのだと強く思いました。
前半では、同じ人間ですか?と何度も問うくらい残虐な仕打ち、虐殺、、とても見ていられませんでした。
後半では、悪を倒す正義のヒーローとして、一致団結しています。
要するに私が言いたいことは、この一致団結には善し悪しがあるということです。
団結して良いもの、良くないものがあると思うんです。誰かが不幸な思いをするための団結はただの自己満足だと思います。この映画から読み取れるものの一つではないかなと感じました。
「拒絶は拒絶を生む」
„Ablehnung erzeugt Ablehnung”
以前、BSプレミアムで放送していた「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」でこれを見かけたんです。(私の大好きな番組です(笑))
オーストリア編の時、ウィーンを旅している関口さんがある建築を学んでいる学生と遭遇するんです。この日、関口さんはウィーンの駅に到着して、移民が多いことにとても驚いていました。それを彼(学生)に話します。そして彼が言った言葉に私は感銘を受けました。
「だけど僕たちは同じ人間だから助け合わないといけないと思うんだ」
「拒絶は拒絶を生み出すだろ?」
素晴らしい言葉だと思いませんか👏
この映画を見た後に、頭の中をこの言葉が過りました。
1930,40年代と現代の移民問題では状況は違います。しかし、同じ人間であることには変わりありません。私たちは同じ人間を差別したり、除外することは逆効果なのではないだろうかと感じました。
日本のように外国人労働者を多く受け入れればいいんでしょみたいなのとはまた違う気はするけど....
世界中の人々が幸せに自分たちの夢がかなえられる時代は来るのでしょうか。
まとまりのない話になってしまいましたが、私が今回得られた知識から考え出したことは以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
以上。